8 医療保険とガン保険  〜どんな医療保険がいいのでしょう〜

病気やケガによって長期間入院する事になったとしたら、ご自身のそしてご家族の経済状況はどうなるでしょう。 予期していなかった支出が増大し、収入は減る場合もあるでしょう。
健康保険が適用になっても自己負担は発生しますし、健康保険の対象とならない費用も発生する場合もあるでしょう。
貯金を大きく取り崩す結果となり、長年準備してきた家計の計画が頓挫することになるかもしれません。

医療保険は病気やケガの治療のために入院した場合には入院給付金を、手術を受けた場合には手術給付金を受ける事が出来る保険です。
一口に医療保険といっても様々な種類があり、内容を決定するためにはいくつかのポイントをチェックする必要があります。

まず、医療保険にも保険期間の定めのある定期型と定めが無く一生涯保障される終身型があります。(一生涯保障であっても給付金総額に上限がある場合があります)
同じ人で同じ加入条件であれば、定期型は終身型よりも保険料が安くなりますが、定期型で例えば60歳までの医療保険を検討する場合には、60歳で保障が終わったあとの事も慎重に考えてみる必要があるでしょう。(そのあとはどうするのか、です)

また一入院の給付限度日数に制限がある場合にはその日数で良いかどうか判断する必要があります。 この限度日数は(私の取り扱い生保だけで確認しても)60日、90日、120日、180日、360日、730日、1000日、1095日と沢山の選択肢があります。
入院日数はどのくらいが一般的ですか、というご質問を受ける事が良くありますが、こればかりはケースバイケース、病気の種類によっても、重度によっても、医師の判断によって変わってくるのですから何とも言いようがありません。
無責任なようですが、私はいつも 「わかりません」 とお答えしています。

医療保険では保険の種類の決定とともに入院給付日額を決めて頂くのですが、これについてもいくらが妥当なのかとよく質問を受けます。 これも私は「私には決められません」とお答えしています。参考にする資料や統計も、どの資料のどこを見るかで感じ方が異なります。
よく話題になる差額ベッド代にしても1日3千円の場合もあれば3万円の場合もあります。

雑誌などでは、独身のあなたなら5千円くらいでいいでしょう、とか自営業のご主人には1万円は準備したいところです、などと書かれているのを見かけますが、私にはとてもそのようなことは言えません。 必要性も安心の度合いも人それぞれですから、色々な客観情報と自分のライフプランをもとにご自身で判断するしかありません。

医療費用を保険だけでカバーしなければいけないわけでもなく、保険と貯金の両輪でバックアップしておこうという考え方だってあって良いはずです。
自己負担が高額になった際には一定条件のもとで健康保険の高額療養給付でカバーされる場合があることなども考慮して、必要充分で合理的な医療保険の設定をして下さい。

ガン保険は医療保険の入院給付や手術給付をガンだけに限って保障するものです。
時々誤解されている方もおられますが、ガン保険ではない医療保険でもガンの場合は保障されています。

ガン保険は「診断給付金」という一時金給付を受けるような契約内容を選べたり、入院給付金の給付日数や通算支払い額に限度が無いなどが一般の医療保険と異なりますので、他の病気以上にガンにかかった時の保障をより充実させたいと考える方が検討すると良いのではないでしょうか。

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