保険の真相>生命保険の基礎知識>リスク対策の優先順位

3:リスク対策の優先順位   〜各々のリスクの「こまる度合い」を考える〜

どんなリスクがあるかを把握したら、次はそれらの重要度合いの分析です。
自分にとって、家庭にとって最も困る場合はどんな時か、次はどんな場合かということを考えてみましょう。 限られた予算の中で保障のコストを割り振るためには順位付けが必要でしょう。
死亡リスクの対策が最優先なのか、長期療養時がもっとも困るのかといったリスク対策の優先順位を掴むことです。

たとえば子供のいない共働き夫婦においては、ご主人の死亡時対策よりもお二人の長期療養時の対策が最優先かもしれません。
二人で分担している住宅ローンがあり、そのローン返済のための生命保険にご主人だけしか付加していない場合などは、奥様の死亡保障の優先度が高い、などといった場合もあるでしょう。

こういったことは家族によって全く事情が違いますので各々の家庭毎に異なります。
また家庭の置かれている背景といってもこれまた多くの要素が絡み合っています。つまり千差万別ですから、自分達の実情にあった優先順位の把握が必要なわけです。

リスク対策の優先順位を家族のメンバーごとに分けて考えてみます。
長期療養リスクを保障する保険は医療保険、早期の死亡リスクには定期保険、老後も視野に入れた長期の死亡保障と老後資金準備には終身保険がそれぞれ対応するでしょう。
各々の保険の必要性は家族各人毎にも違うはずです。
下のような簡単なマトリックスを作ります。各人にとっての保険の重要度を1、2、3で表してみます。

 夫  妻  子
早期の死亡
(定期保険)
 1   3   3 
長期療養や就労不能
(医療保険・生前給付)
 2  2  1
老後の生活資金不足
(終身保険・年金)
 3  1  2
これはあくまでも一つの例ですよ!

この家庭ではご主人の保険は定期保険が最重要で次に医療保険と終身保険。
奥様の保険は終身保険と年金保険が優先で次が医療保険。
子供は保険は無くても良いがもしも考えるとすれば医療保険ということになるでしょう。

しかしながら万人に共通の優先順位決定根拠があるわけではありませんから、以上のような検討をあまり細かく厳密にやろうとしても、実際には無理があるかもしれません。
自分にとっての、家族にとってのリスクはどんなものであり、どんな時にどのように困るのか、なにを準備して置けば良いのかをイメージすることから始めるのが重要ですので、そのためのキッカケという位置づけで良いのではないかと考えています。

『人間はイメージできないことには対処できない』 という言葉があります。
まずは保険の目的であるリスクについて、できるだけイメージしてみることから始めましょう。


★★合理的リスク対策についてのコンサルティングをご希望の方⇒ FP相談のご案内