4:生命保険の基本形   〜保険種類選択の第一歩は基本形の確認から〜

生命保険商品は種類がたくさんあって良く分からんとお思いの方も多いでしょうが、実は次の3つの基本形を理解すると少しは分かりやすくなります。
3つの基本形とは、定期保険・養老保険・終身保険です。それぞれに特徴があり、勿論メリットとデメリットがあります。基本をしっかりを把握した上で詳細の検討に進むのが良いと思います。

 定期保険

下図のように契約から満期までの一定期間中の死亡・高度障害のみを保障するものです。
解約返戻金はあまり無いか、あっても満期時にはゼロとなりますので、一般に「掛け捨て」と呼ばれます。(保険期間が長期の定期保険では相当額の解約返戻金がある場合があります)
一般に期間が短いほど保険料が安く、比較的コストを多く掛けずに保障を確保する事ができます。この期間を何年にするのか、何歳までにするのかを決定するのには慎重な検討が必要です。
また、定期保険のなかにも色々とバリエーションがあります。
毎年所定の割合で保障額が減ってゆくタイプ、保険金を所定の期日まで年金で受け取れるタイプなどもあります。 対応する必要資金の性格に合わせて選択すると良いでしょう。




  養老保険

養老保険はひとことで言えば、保険期間中に死亡した場合にも、満期まで生存していた場合にも、同じ金額の保険金が支払われる保険です。
金利情勢によっては同じ期間に貯金するよりも満期保険金が多くなることもありうる保険です。
(年齢、性別、保険期間等によって、また市中金利等によって様々です)

貯金に保険がついている、と表現されることもあります。
満期保険金の金額を目標にして積み立てをしているお父さんがもし死亡した場合にも、死亡保険金という形で目標額が家族に支払われるというわけです。
「貯金は三角、保険は四角」とも言われますが、この保険がそのことを良く表しています。




  終身保険
終身保険は上の2種類と違って満期はありません、つまり保障期間の定めがありません。
一生涯保障が続くのですから、解約したり失効したりしない限り必ず死亡時には保険金が支払われます。
60歳満期の定期保険の場合であれば、当たり前ですが61歳で死亡した場合には保険期間満了後なので保険金は受け取れません。
しかし終身保険であれば、90歳だろうが120歳だろうが死亡時に保険金が受け取れます。

また、この終身保険には解約返戻金(かいやくへんれいきん)がありますので死亡保障だけでなく色々な活用が可能なのです。
例えば終身保険に加入していた人が、子供も独立したので死亡保険金額を減らしても良いと考えた場合、保障額を半額に減額すると、その時点の解約返戻金の半分を受け取れるので、これを自分の老後資金として活用する、などということができます。
また、解約返戻金は一定条件のもとで借り入れることもできます。
つまり、終身保険は多目的に利用できる保険でもあると言えます。

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上記の生命保険3つの基本形は死亡及び高度障害を保障対象としていますが、この他に死亡・高度障害以外のリスクに対応する色々な種類の保険があります。


 生前給付保険・特定疾病保険
死亡・高度障害の保障に加えて、所謂3大疾病(ガン・脳卒中・急性心筋梗塞)で一定要件に該当した際に生前給付金が一時金で支払われるもの。
この保険にも保険期間の定めのある定期保険のタイプ、期間の定めの無い終身保障のものがあります。


  医療保険
病気やケガで入院したり、所定の手術を受けたときに、給付金が受け取れる医療費用の補填を目的とした保険です。
この医療保険にも 一定の保険期間を定めた定期タイプと一生涯保障の終身タイプがあります。


 ガン保険
ガンにより入院したり、所定の手術を受けたときに、給付金が受け取れます。
ガン診断給付金や退院後療養給付金が受け取れるものもあります。
一定の保険期間を定めた定期タイプと一生涯保障の終身タイプがあります。


※これら特定疾病保険、医療保険等は定期保険や終身保険に特約として付加できる場合もあります。


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