保険の真相>生命保険の基礎知識>生命保険の目的
| 2:生命保険の目的 〜何のため、誰のためなのかがスタートライン〜 保険の必要性をまず再確認すべきだということを前章で強調しました。 保険はあくまでも手段なので、必要性を検討するというのはその目的をはっきりさせるということです。 ここで勘違いしてはいけないことがあります。 保険の目的とは必ずしも保険金を受け取ることとイコールではないだろうということです。 例えば養老保険の満期保険金(満期時に生存している場合に受け取れる保険金)を受け取ることは嬉しいことかも知れませんが、死亡保険金を受け取ることは必ずしも嬉しいことではありませんね。 だって大切な人が死亡するのですから嬉しいわけではなく不幸なことです。不幸が起きた場合に、その後の不幸を少しでも軽減するのが保険金です。 保険金を受け取ること自体が目的なのではなく、不幸な事態にならないに越したことは無いが、もしもなってしまった場合に少しでも事態を良くする為の準備なのだということです。 考えてみれば当たり前のことなのですが、受け取れる可能性のある保険金や給付金の金額の大きさだけに意識が向いてしまい、この本質論を忘れてしまう場合があるかもしれません。 さてそれでは保険の目的にはどんなものがあるか整理しましょう。 社会生活上のリスクに対して経済的に備えるのが保険ですから保険の目的は生活上のリスクです。そのリスクとそれに対応する保険をリストアップしてみます。
上の表のように家計経済上のリスクに対しては国の何らかの保障制度が用意されています。 もちろんどんな場合でも大丈夫というわけではなく、一定の条件に該当した場合に保障されるものですし、現実には国の保障制度だけで充分とは言えない場合が多いでしょう。 また勤務する会社や団体の福利厚生制度なども存在しますが、保障の内容は組織によってまちまちですし、制度自体がない場合もあります。 そこで民間の保険会社の存在が意味を持ってくるという訳です。 保険の目的を考える場合に、こうしたリスクの存在とそのリスクに対して既に準備されている社会保険等の概要を知って、不足する部分について民間の保険の利用を検討するという発想が必要だと思います。 例えば標準的な親子4人家族でお父さんが亡くなった時には国民年金、厚生年金または共済年金から遺族年金が支給されます。 私のこれまでの相談経験でも、公的年金の遺族年金の存在を知らなかったという人が少なくありません そうしたことをキチンと理解したうえで生命保険の加入を検討することが、合理的な保険を組むことへの第一歩だと思います。 ★★社会保険情報などを含めたコンサルティングをご希望の方⇒ FP相談のご案内 |