5:保険種類の選択   〜目的に合わせた基本形の選択を検討する〜

第4章で示したような基本形の組み合わせによって商品が作られている場合もあります。
例えば「定期」付「終身」保険とか、「医療特約」付「定期」保険等々様々です。
多様な組み合わせによって様々なニードに対応して幅広く保障することが出来るわけですが、あくまでも組み合わせを決めるのは契約者ご自身でなければなりません。
ご自身にとっての重要度をよく検討した上で、本当に必要なものだけを組み合わせてゆくという発想が大切だと思います。 つまり保険はオーダーメイドで作るべきものです。

たとえば病気や事故で入院したときの保障を中心にしたいと考えていたのに、加入した保険の中身は実態として死亡保障重視の保険であり、医療保障が充分でなかったりすることもあるかも知れません。
そうならないためには上記のような基本を理解した上で、それぞれの保険を金額設定を含めて自分で組み立てて行くという考え方が大切です。

一生涯の保障が必要と思われる死亡後の葬儀費用や様々な整理資金、相続対策費用等については終身保険でカバーし、子供の成長までの一定期間中だけ必要な教育資金、養育費用については定期保険を当てはめる、夫婦の医療保障は終身医療保険で子供の医療保険は独立するまでの定期の医療保険で、という具合に家族の各々について、必要資金ごとに保険を当てはめてゆくのが保障組み立ての最終段階となるでしょう。

また、家計のリスクヘッジには損害保険も欠かせないでしょう。
損害保険の機能は住宅や自動車などの「財物」の損害補償だけではありません。
家族のケガの治療費の補償や、事故によって生じた身体障害などの際の補償、療養中の所得の補填、他人への賠償責任発生時の費用の補償等々様々な局面に関わるリスクに対応します。

また従来は生命保険会社の専門分野であった「医療保険」についても損害保険会社が販売するようになり、消費者にとっては選択肢が増えてきました。
損害保険と生命保険の垣根を越えた商品の選択もこれからは必要になってくるのではないでしょうか。

雑誌の記事などで散見されるような
「独身時代は医療保険だけで充分」とか
「子供が生まれたら定期保険で死亡保障を中心にすべき」
だというような考え方はあくまでも一般論であり、決め付けることは出来ないはずです。

個々の家庭ごとで異なるはずの事情に合わせて、また人それぞれ違う価値観をもとに、加入する人が各々自分の考え方に基づいて検討する保険こそが「良い保険」ということになるのではないでしょうか。


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